研究室旅行

   

2014年度研究室旅行in愛知(2014/9/18~20)

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(明治村にて、参加者全員の集合写真 9/19)

【参加者の感想】

今年の研究室旅行では愛知県を訪れました。三日間で訪れた場所の中で、特に犬山城と名古屋市立博物館が印象に残りました。犬山城見学では、城郭の内部を歩き、天守閣に足を踏み入れてみて、防御のために様々な工夫がなされていることがよく分かりました。また、江戸時代から続く城下町の街並みも案内して頂き、当時の町屋の特徴について学ぶことができました。実際に訪れ、間近で見ることで、犬山城と城下町が長い歴史を積み重ねてきたことを体感できました。名古屋市立博物館では、展示だけでなく博物館の裏側も見せて頂きました。収蔵庫や資料を運ぶエレベーター、燻蒸のための設備など、館内の各所を見学しながら、どのように資料を分類・保管しているのかを職員の方に詳しく教えて頂きました。また、資料の保管場所の確保が難しくなっていることなど、博物館が現在抱えている問題についても知ることができました。博物館の資料保存・教育活動について、設備を見学しお話を聞いて初めて分かることがたくさんあり、とても貴重な体験となりました。三日間を通して、歴史を肌で感じて学ぶという研究室旅行ならではの体験を楽しみ、充実した時間を過ごすことができました。
3年 荒木美咲


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(犬山城見学 9/19)


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(名古屋市博物館にて、集合写真 9/20)


今年の研究室の旅行先は愛知県でした。一日目に行った蓬左文庫では、いくつかの古文書を見せていただきました。特に、名古屋城の本丸が、将軍の上洛時のみ使用されていたというお話が興味深かったです。徳川美術館では展示品の数が多く時間をかけて見られなかったのが残念です。二日目の午前中は明治村に行きました。金沢監獄中央官房と前橋監獄雑居房では監獄体験をしました。金沢の監獄内は狭く、非常に心細くなりました。加えて、囚人の食事のレプリカを見たことで、明治の囚人がどう過ごしていたかよく分かりました。午後は犬山城及び城下町に行き、「犬山城下町を守る会」の方に案内していただきました。橋の下の道路が、お堀の跡を思わせている場所が非常に印象的でした。私はゼミで少々成瀬家に触れたこともあり、犬山城の中に入った時、少し感慨深いものを感じました。三日目は名古屋市立博物館に行き、なかなか見ることのできない博物館の裏側を見せていただきました。実際に実物を見ながら学芸員の方のお話を聞くことで、展示品の保管方法や博物館の現状など、学ぶこと、知ることは多々ありました。博物館の自由見学の時間では、様々なものを見ることができました。館内は順路が決まっていないのが特徴的で、好きな所からゆっくり見られるのが非常に良かったです。今回の研究室旅行は、なかなか一人では来られない場所にも行けて、非常に充実したものになりました。
2年 山田萌恵


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(蓬左文庫にて古文書を読む参加者たち 9/18)


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(蓬左文庫閲覧室にて 9/18)


今回の旅行では愛知を訪れました。愛知はあまり訪れたことのない場所でしたが、金沢から割と近い位置にある名古屋にも様々な形で日本の歴史を学ぶことができる場所があるということがよくわかりました。印象に残っているのは犬山城とその城下町見学です。金沢城と同じ平山城でも街中に位置するものと川を背に丘陵に位置するものでは趣が異なるのだと体感しました。天守閣としては小規模であるとのことでしたが、天守閣からの眺めは絶景でした。犬山城下町を守る会の方に案内していただきながら犬山の町並みを見学できたことはとても貴重なものだったと思います。町屋の造りを解説していただいたり普段入れないようなところに連れていっていただいたりと、個人の旅行ではできない体験ができました。また実際に城下町を歩いてみることで改めてかつての城下町がどれほど広いものであったのかよくわかりました。これら以外にも蓬左文庫で蔵書を見せていただいたり名古屋市博物館の裏側も見学させていただいたりとすばらしい体験ができました。とても充実した3日間で参加して本当によかったと思います。
2年 細井梨沙


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(犬山城にて解説を聞く参加者 9/18)


〈左〉(明治村にて囚人体験 9/19)
〈右〉(名古屋市内にて食事をとる参加者 9/18)

〈左〉(明治村にて 9/19)
〈右〉(犬山城下町 旧磯部邸にて 9/19)